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Date:2020.07.11

リフォーム検査

専務の薄井です。

今回はリフォーム工事に関する注意点をお話したいと思います。

私は新築工事のお施主様とも仕上げ材等の仕様打合せを行っております。

新築工事の場合は無いもない状態から間取りを決めて、仕上げ材、設備機器類を決定していきますので全てが新しい状態で、好きな物を選べるのが新築工事の良い所かと思います。

 

リフォームの場合は規模が様々になりまして、中古物件を購入して全体的に行うリノベーション、現在の住まいを増改築する場合や、水廻りや部分的に不具合になった所を改修したり、壊れた所を修理したりと様々な理由で工事依頼を受けることがあります。

必ず既存の建物があるので古い状態をリフォームして新しくしていく点が新築工事との感覚の違いになるかと思います。

新築は新品が当然ですが、リフォームの場合は古い状態からの比較になりますので新品になったり、使い勝手が良くなることでお施主様の喜びも倍増ですね。

そこが注意点になります。

見えない部分の構造や断熱等は古い仕様のままになっていても表面が綺麗になることで満足しがちです。

リフォームでは耐震補強や断熱補充を行い仕上がりだけの満足では無くて見えない所で快適、安全、安心を持てるような工事が必要になります。

先日あるリフォーム業者で中古物件をリノベーションされたお客様から点検依頼を受けまして天井裏を点検しました所、ショックなことがありました。

天井裏を確認しましたら、施工時に発生した材木等も端材(ゴミ)が置いたままになっておりました。

ビニール袋が縛られたままにもなっておりました。

更に、害虫駆除もお願いしてあったようでしたが、天井裏には害虫(ネズミ、コウモリ)等の糞が沢山ありました。

壁の一部は断熱材が施工されておりましたが隙間が多く断熱欠損した所から害虫が出入りしている可能性がありました。

更に、契約内容には断熱工事もお願いしてあったようですが実際には屋根、天井には断熱材が施工されておりませんでした。

これでは部屋の内装を凄く綺麗に仕上げても夏冬の快適性は全く無いことと思います。

更に考えられないことは、部屋を広くするために柱を撤去した所がありました。

リフォームでは場所により柱を撤去する事はありますが代わりに多きな梁材で補強するのが当然です。

こちらの住宅ででも柱を撤去した所に梁在を補強で取付はされておりました。

が、一般的には古い梁との接合部は溝を加工してはめ込み補強金物を取付固定するのが当たり前です。

所が写真では接合部の加工は無く、補強金物もついていなく、ビスで固定してあるだけでした。

今回点検させて頂きまして非常にショックを受けました。

同業者として、施工業者を信頼して工事依頼して頂いているお施主様に対してこの様な酷い施工をするとは許しがたい行動です。

リフォームをお考えの皆様、表面の仕上げ材だけに拘らず見えない所もどの様に施工するのか、施工したのかしっかりと確認する事をお進めします。

私共、薄井工務店では見えない所までしっかりとした施工を致します。

是非お問合せ下さい。

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