- Category:
Date:2018.02.16
住所について ~地番と住居表示~
こんにちは!スタッフの阿部です。
夕方、娘を保育園に迎えに行く時間が徐々に明るくなってきました。日々、春に近づいていますね~^^とてもわくわくします!
さて、今回はいつものVRの話とは違ってちょっとお堅い話。
薄井工務店では毎週火曜日の朝、定例会議を行っています。そのなかで、当番制で「講和」と称し、自分の知っている情報、調べた情報などをまとめて発表する場があります。
そのなかからひとつご紹介しますので、よかったらご覧になってください。
1) 住所ってなに?
みなさん、「住所」ってご存知ですか?
一軒家に住んでいる人、マンションに住んでいる人、二世帯で暮らしている人、一人暮らしの人、みなさん様々ですが、みんな(少なくとも前述したひとは)「住所」をもっていますよね?産まれた赤ちゃんも、住民登録、というかたちで住所を持つと思います。
では、一般的に使われている、いわゆる「住所」には大きく分けて2種類があることはご存知ですか?
1.地番
明治時代に徴税目的でつけられた土地の番号。これを住所として使用するようになった。
【○○市○○町○○番地○○】
例)栃木県宇都宮市下砥上町1190番地3(1190-3)
2.住居表示(住居番号)
昭和中期に制定された「住居表示に関する法律」により、建物につけられるようになった新しい住所。建物がなければ存在しない。
【○○市○○町(○丁目)○番○号】
例)栃木県宇都宮市旭1丁目1番5号(1-1-5)
2)なぜ2種類あるのか?
従来は1地番を利用 「地番=住所」
↓
地番は土地の分筆や合筆の度に枝番、飛び番、欠番が生じる
↓
土地の地番はだんだん住宅等の並びとは一致しなくなり(図参照)、住所からその場所にたどり着くのが困難に!郵便の配達や緊急車両の到着が遅れる・・・
↓
一定の法則に従ってつけられた建物の場所を表す番号、住居表示を新しい住所として使用するようになった。その際「地番=住所」ではなくなる。
3)それぞれどこで使われているのか?
各市区町村によって異なる。宇都宮市や近隣の市町村では両方が混在しており、町名によって異なる。
(参考)宇都宮市町名一覧http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/jumin/koseki/1003523.html
家を建てたことがあったり、土地をお持ちだったりの方はご存知だと思いますが、地番=住所の場所に関しては謄本や公図に記載されている番号がそのまま住所になるってことですね。
逆に住居表示実施地区にお住まいの方は、謄本や公図に記載されている番号と住所が違います。
ちなみに東京都では、23区はほぼ住居表示実施、都下ではおおよその地域が地番=住所だったようにおもいます。
ところが私の実家(東北の片田舎・・・街中ですらない)では住居表示だったりしたので、単純に市街地の土地は住居表示を実施している!というわけでもなさそうです。
気になる&必要な方はまず一度、お住いの市区町村役場に聞いてみてください!
(代表電話に連絡して、「住居表示について聞きたいのですが・・・」というとつないでくれます)
あなたのおすまいの家の住所はどちらですか?機会があれば、ぜひ調べてみてくださいね。