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Date:2022.08.18

栃木の木で家を建てる

栃木の木で家を建てる

その土地の家には、その土地で生まれ育った木を使用したい・・・。
そんな思いを家づくりに活かし材料の選定からしておりますが、実際などんなちがいがあるのでしょうか?

栃木の木の品質

栃木県産の材木は品質が良いと良く聞きますが、その品質を支えるのは恵まれた気候条件のようです。

栃木県は木の生育を阻害する降雪が少なく、一年を通じて気温・降雨のバランスがいいです。さらに風水害や虫害が少なく、土壌も優れており、良質な樹木が育つ条件が揃っているからだそうです。

しかし、良質な木材があるだけでは良い材木が生産できるとはいえません。

木の含水率を下げることで変形や収縮を防ぐ、「乾燥材」をはじめとする高品質な製材品にできる技術がないと良質な建物ができないのです。

木材を加工する技術

こちらの技術面も心配いりません。

実は栃木県、木の含水率を下げることで変形や収縮を防ぐ「乾燥材」の生産量で全国トップクラス。

伐採量に占める割合は全国1位です。

これは技術力に素材としてのバランスが非常によく、乾燥させても変形しにくい「とちぎ材」だからこそできることとお聞きしております。

栃木県の林業地

こちらは大きく4つに分けられます。

日光林業地

日光市、鹿沼市の2市からなり、面積は約6万4千ヘクタール(県土面積の10分の1)という栃木県最大の林業地です。古くから人工造林が行われ、なかには樹齢300年以上の木もあります。江戸時代には、日光東照宮の建設のために多くの木材が使われました。

高原林業地

矢板市を中心に那須塩原市、塩谷町の2市1町からなり、面積は1万8千ヘクタールです。日光や八溝に比べると規模の小さい林業地で、戦後の植林地が多く若い木が多いことが特徴。ただし、大型の製材工場は多い地域です。

県南林業地

足利市、佐野市、旧岩舟町からなり、面積は3万3千ヘクタールです。東部の旧田沼町、旧葛生町は古くから木材の生産が行われてきた場所です。

八溝林業地

大田原市および那須烏山市、那須町、那珂川町の2市2町からなり、面積は3万2千ヘクタールで、日光と並んで栃木県を代表する林業地です。江戸時代から人工造林が行われてきました。

※栃木県木材需要拡大協議会のHPより

弊社の伐採ツアー時の様子がこちらです。

良質な木材? 欠点が少ない材料?

断面がまん丸な原木丸太がおおい。

地面から垂直にまっすぐ育つため、断面はほぼ真円で、中心の偏り(偏心)や、円(成長)の歪みが少ないのが「とちぎ材」の原木丸太の特徴です。また、適度な気温・降雨量で風水害の影響を受けにくい地域のため、目が細かく、均等に育つことができるそうです。

また、雪による根曲がり、極端な傾斜地などの生育条件、風害などが原因で、偏って成長した部分を「あて材」と呼びますが、「とちぎ材」は、この「あて材」が少ないのが特徴です。

あて材の少ない素直な木なので次への加工がしやすく様々な材料に無駄なく仕上がります。

DATA的にも

非常に良質で丈夫な材料が多く取れると明確に示されておりました。

実際はどのように家の材料になるの?

私達が実際に利用している材料がどのように家の材料になっていくのかダイジェスト版です。

こちらの詳しい内容や実際に試験をした時の材料など事務所やモデルハウスへ展示しております。

是非体験しにお越しください。

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