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Date:2022.01.29

建物外部の点検お手入れ

リフォームを担当しております株式会社 薄井工務店 専務の薄井です。

お住いにお困りの方や不安のある方からのご相談を頂きまして現地に向かい、現地調査、改善方法、工事費用を提示させて頂きまして、施工、アフターメンテナンス迄の一連をお任せ頂いております。

普段の生活では建物内部の可動する所(ドア、窓、設備機器類)等が早めに気になり修理を行う方が殆どかと思います。

建物外部は休日天気の良い時に眺めていると、外壁の汚れや傷等がいつの間にかついていて緊急性を感じなく先延ばしにするケースが多いかと思います。

4~5年程度でしたらそれ程心配ないと思いますが10年、15年とたってくると外部の気になる所は先延ばし禁止です。

特に高所等は個人で点検出来ない為、建築会社に依頼して点検して下さい。

 

今回外部の修繕ご相談を頂きました建物をご紹介します。

外壁はモルタル下地に吹付仕上げですがクラックも無く綺麗な状態でしたが軒天が昔使用されていた化粧合板なので湿度の影響で表面が剥がれている状態でした。

この様な状態を放置しておきますと、強風時に合板が剥がれ近隣や道路に剥がれた合板が飛び事故に繋がる可能性があります。

更に剥がれた隙間から害虫が天井裏に入り住み着いてしまう事もあります。

そして不燃材ではないので万が一火災が発生した場合には化粧合板なので燃焼しやすく、とても危険です。

 

もう一点は雨樋の腐食です。

新築当時に取り付けてあります雨樋は凄く高価な銅板の樋が付いておりました。

付けた時は光っていてとても立派な樋なのですが年月が経ちますと酸性雨の影響で銅板が腐食し雨漏れが発生してきます。

軒樋を良く見て頂くと等間隔で穴が開いております。

これは屋根瓦の溝から雨が垂れて来るのでそこが腐食して穴が開いてしまったようです。

下に垂れてくる縦樋も銅板なので雨が当たる所は早く腐食して穴が開く状態になります。

今回はこの様な状態を改善する為に、軒天は不燃性のケイカル板に張替ました。

雨樋に関しまして樹脂製の物に交換致しました。

現在の新築物件では軒天材は不燃性の材を施工するのが基準となっておりますので化粧合板の様に剥がれ落ちたりすることはありません。

雨樋に関しましても強度のある心材が入っている樹脂製の物と、ガルバリウム鋼板の材料主流となっておりますが、神社仏閣や和風の建物には銅板を使用する事もあります。

 

今は空き家等が凄く多く、中古物件を購入後リノベーション工事を行ったり、実家をリノベーション工事して2世帯で生活したりするケースが凄く増えております。

築年数が古い建物は現在では基準を満たしていない資材を使っている場合がありますので、先ずは私ども薄井工務店にご相談下さい。

ご連絡お待ちしております。

 

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