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Date:2020.11.26
新型と旧型
薄井工務店 専務の薄井吉昭です。
新築工事は勿論リフォーム工事でも殆どが古くなったもの、壊れたものを新しく交換してお客様が快適に使用出来るように施工するのが私どもの勤めになります。
各設備メーカーも毎年新機種を発売し、機能も多種多様でとてもかっこよく、快適に使用できる商品になっております。
その反面、価格が高くなり機能も複雑で施工も大変になってきております。
この度トイレの交換工事を依頼頂きましてとてもカッコよく素敵なトイレが完成しましたので紹介させて頂きます。
交換前のトイレになります。
一般的な手洗い付き便器ですが背面に収納ボックスがついている形状になります。
使用頻度にもよりますが15年前後で色々な不具合が生じて修理する方や交換する方が多いようです。
こちらが施工後のトイレになります。
凄く豪華ですね。
床、壁は水に強いパネルを張りカウンター付きの手洗いで温水が出る仕様になっております。
便器は壁に固定してあるので便器と床の間は空間がありお掃除も凄く楽になっております。
夜は便器下に付いている照明で床を照らしてくれるのでトイレの照明を付けなくても大丈夫です。
このようにリフォームでは新機種に交換して快適に使って頂くのがありがたいですね。
それとは反対に古い形をそのまま残す工事もあります。
こちらは地区100年位の住宅屋根になります。
入母屋という形状になりますが元々は茅葺屋根だったのかもしれませんが現在は板金仕上げになっておりました。
廻りが杉林の為落ち葉や枝が屋根の溝に溜まり水はけが悪くなり雨漏れしている状態でした。
板金屋根とはいっても鬼瓦等は特注で作成しているので簡単に交換する事も出来ませんでしたが、写真の様に板金の張替で雨漏れは止まり一安心です。
しかし雪止めの金物が経年劣化で破損してしまいこちらも交換しました。
雪の多い場所なので雪止め金具も長く棒状の金物になります。
昔ながらの形状を残すために雪止めの端に飾りを付けました。
こちらの飾りは既製品ではありませんので職人さんが元々ついていた飾りを型取っ手作成しました。
職人さんはさすがですね。
リフォーム工事では殆どが新しい商品に交換します。
上記の様に屋根修理を行う場合も資材は当然新しい物を使いますが既製品を交換するのではなくて、昔ながらの形状を残し、職人さんの技術も残しながら新しくしていくのが良いですね。
私ども建築会社は新しいものは取り入れながら、昔から受け継がれている木造建築を大切にしていきたいと感じております。