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Date:2019.07.17

創業者と三代目

こんにちは。宇都宮で木造住宅の新築・リフォームをしている薄井工務店代表の薄井です。

長~~い梅雨ももうすぐ明けそうですね (^^♪
涼しいのはいいのですが、こうも雨が多いと現場にも影響は出ますし工程管理も本当に読みずらい。
あまり暑くても困りますが、やはり夏!
少しは強い日差しも欲しいですね。
 

この時期になると思い出す二代目の父のこと

さて、今の時期になると、ちょっと思い出すことがあります。
丁度2年前のいまごろですが、毎日寝不足で殆ど仕事も手につかずにいました。

7月19日 父(二代目)の命日になります。
肺癌の末期でしたので動くこともままならず、ベッドの上で過ごす毎日でしたが。
最後まで良かったな~と思えたのは、亡くなるまでずっと自宅介護できた事です。
もちろん多くの方のお世話になり協力が無ければできなかったことですが、自宅で最期を迎えることが出来たのは本人にとっても最高の幸せではなかったかと思います。
2年前の19日はちょうど水曜日(定休)だったものですから朝から多くの家族が見守る中、息を引き取りました。

 

創業者と三代目

 

薄井工務店の二代目として、昭和51年から27年間代表を務めて戴きました。
あれから丸二年になりますが、歴史を積み重ねて戴いた事、本当に感謝いたします。

薄井工務店もお陰様で現在74年目を迎えております。

創業者(薄井留吉)が昭和21年に始まり30年の後に二代目(薄井惣寿)が27年間。そして現在三代目として私(薄井寿男)が17年間勤めさせて戴いてます。

26年後には創業100周年になります。
その時まで私が代表というのはさすがに難しいですが、しっかりと次に引継ぎこの目で100年を確認したいとは思っています。
 
今日は定休日なのですが(定休は静かで仕事がはかどるものですから)ちょっと事務所で書類を整理してましたら昔のこんな懐かしい写真が出てきました。
 


おそらく今から53年ほど前の写真かと思います。

場所は日光市久次良町。しっかりと薄井工務店の看板が確認できます。

もうおわかりですね。創業者の祖父と私です。

まだ、このころは将来自分が何をするのかなどは考えていなかったと思いますが。
今でも祖父と一緒に現場や加工場に行き、一日中おが屑に埋もれながら、木の香りを嗅ぎながら過ごしていたことはよく覚えています。
何かとても安心するんですよね。木の香りは。
やっぱり気が付いた時にはこの道に進んでいましたね。

祖父がもし違う仕事をしていたら、いま自分はいったい何をしているのだろう?
そんな事を考える時も昔はしばしばありました。
だが、今では迷うことなく家づくりが天職と感じています。
日本家屋の伝統を守り、現在の気候風土、生活環境に合わせながらこうして毎日建築に携わっていられることに本当に幸せを感じています。

74年前に建築の道を歩んでくれた創業者に感謝いたします!
 
 

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