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Date:2010.01.23
北方方住宅研修会
いや~一週間がバタバタとあっという間に過ぎてしまいました。 先週の札幌研修をちょっとご報告します。
BISの講習ではちょっと興味深い話もありました。
壁内の結露は通常、北面の冷えた箇所で起こるものと考えるのが常識ですが、最近の研究で南東の日当たりのいい箇所で結露が起きることが報告されてるようです。
これは地域や建物の気密性能によっても違いますが、北西からの季節風の影響で壁内に溜まった水分が南東に押し流されそこで結露するらしいです。
へえ~ へえ~ へえ~ と3へえ~くらい言ってしまいました。
また、北海道は断熱リフォームも進んでますね。
赤外線カメラや気密測定などをして非破壊検査を事前にして調査することもあるようです。
どちらも数百万する機器ですから、相当数調査をするようでなければちょっと手が出ませんけどね。
札幌の工務店さんへも訪問させていただきました。
非常に拘ってらっしゃる妻沼社長さんです。
この日の11時ころは-4度くらいでした。
札幌の暖房機器は主にオイルヒーターです。
約40坪のモデルハウスはオイルヒーターのみで室内は23度。
断熱は75ミリの外張りに壁内は100ミリのダブル断熱。
サッシは木製でガラス内にはクリプトンガスという断熱性の優れた特殊なガスが入っています。
オイルはいったん地熱を利用してある程度温めてその後ヒートポンプを通しオイルヒーターに送っているようです。
高い設備のようですが北海道ではこれで暖房費が随分違うようですから永い目でみればかなりお得なようです。
今の時期は外の工事はあまりできないようなので大変ですね。
そんなハンデの中 皆さん本当に熱心に研究されてます。
感心致します。
私たちも見習っていかなくてはなりませんね。