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Date:2023.06.02
断熱性能について
初めまして、昨年の11月から、薄井工務店のスタッフに加わりました、北嶌です。
今回初めての投稿になるのですが、住まいの性能の1つである断熱性能について、お話ししてみようと思います。
高気密高断熱性能を調べると、UA値、C値、Q値という言葉が出てきます。建物の断熱性能を、数値化したものです。
UA値
外皮平均熱貫流率。断熱性能の基準です。
中と外の温度差が1度あるときに、家全体で外皮(窓や屋根、床や外壁など、屋外の空気に触れている部材)1㎡あたり、どのくらいの熱が逃げるかを示したものになります。
UA値は数値が低いほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が優れています。
Q値
熱損失係数。UA値と同じく、断熱性能の基準です。
家の熱の逃げにくさを示したもので、(各部の熱損失量の合計 + 換気による熱損失量の合計) ÷ 延べ床面積で数値が小さいほど断熱性が高く、省エネ性能が高いと言えます。
C値
隙間相当面積。気密性能の基準です。家全体でどのくらい隙間があるかを示すもので、C値の計算方法は、住宅全体の隙間の合計面積÷延べ床面積です。数値が小さいほど隙間が小さいということなので、気密性が良いということになります。
UA値とQ値はどちらも断熱性能の基準ですが、1999(平成11)年の省エネ基準ではQ値が、2013(平成25)年の改正省エネ基準からはUA値が使われるようになりました。
薄井工務店の断熱性能はUA値で表示されていて、0.34~0.48になります。
宇都宮市は、地域区分で5のエリアになります。地域区分5のUA値の基準値が、0.87なので、基準値より性能が高いことになります。
断熱 | 栃木県宇都宮市の注文住宅・薄井工務店 (u-41.co.jp)
昔は、冬の室内各所の気温差によるヒートショック対策として、気になる断熱性能でしたが、今では夏の暑さによる熱中症対策にも効果が大きいですね。
電気代やガス代など、いろいろなものが値上りする中、光熱費などのランニングコストを抑える省エネ対策にもなります。
吹付断熱を施工した後の現場では、外気の影響を受けにくいため、職人さんが、12月に入るころまで、室内では半そでで作業されている方がいました。
GWを過ぎて、暑い日でも、締め切った建物内はひんやりと感じるような・・・
今度は、気温計を持って現場の温度を測って検証出来たらと思います。
薄井工務店では、基礎の見学会や、構造見学会、モデルハウスでの夜の体験会など、実際の建物を見学体験していただける機会があります。
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