薄井寿男
Staff:

Post date:2021.07.04

ウッドショックはいつまで続く? 【栃木県版】

こんにちは。 宇都宮で新築・リフォーム・外構をしている薄井工務店代表の薄井です。

皆さん、6月25日付の下野新聞に載っていたこちらの記事をご覧になりましたか?

もうすでに、多方面から情報は聞いているとは思いますので、今更のお話ではあるのですが。

一体何故このような事態になったのか? これっていつまで続くのか? 栃木県はどうなのか?

など、疑問に思う方も多いと思います。 実は私もこの業界に35年以上携わっていますが、今まで木材が不足したことなど,全く記憶にありません!

石膏ボードやベニヤなどの不足は、ありましたが、まさか木材が手に入らないとは想像もしていませんでした。

そもそも、なぜ?

もともと国産材の自給率は昭和時代は90%以上と高い時期もあったのですが、平成に入り海外からの安い木材に押され一時は自給率が10%台まで落ち込みました。 アメリカからの木材には関税がかけられていないようで、良質な国産材では値段で太刀打ちができませんでした。

日本は国土に占める森林の比率が68%と北欧並みの高い水準です。 まして戦後植林した杉・檜が既に伐採時期に来ており、国産材は積極的に使わなくてはいけない状況になっています。

林野庁も国産材の普及には一段と力を入れ、近年は国産材の利用率も徐々に上がり、2019年には37%と9年連続で回復しました。

とはいえ、まだ60%以上は外材に頼っている状態です。

そこへ、この ウッドショック! 輸入材の約1/3が入らず不足しています。

実は、昨年から外材が入りずらいという情報はすでにありました。 ツーバイフォーなどの輸入材を使う施工店などは少なからず影響が出ていましたが、この4月以降に来て、どうにも外材が手に入らない業者が国産材に転嫁し始めたのです。

元をたどれば、コロナで建築需要が止まっていたアメリカが、長期金利の引き下げや、テレワーク・都市ロックダウンなどの影響で郊外に戸建てを建てるよう政策した事もあり、一気に住宅市場が活況になってきました。

アメリカでは既に昨年比4~5倍の木材の高騰になっており、近隣諸国も高く買ってくれるアメリカへ部材が流れ、価格の安い日本へは輸出されなくなってしまいました。

中には日本からも、高く売れるとアメリカへ輸出している業者もあるようです。

そんな状況もあり一気に国産材が不足してきました。 

国産でも特に 優良な木材が多い栃木県産材は全国でも引き合いが多く。

日光材・三毳材・八溝材・高原材

どこを取っても全国トップレベルの木材である為、買付希望が殺到しているようです。

県でも常日頃から、県産材のPRをしてはいるものの突然の需要に供給が追い付いていない状況であるようです。

そもそも、林業に携わる人が不足し高齢であるうえ、しかも危険な業務を素人が簡単に手が出せる筈もありません。アメリカのような平地と違い日本の森林は傾斜地です。そこににある木材を伐採しても、運び出す林道もありません。

まずは道造りから始めなくてはなりません。

また木材を確保できても、人工乾燥させる窯が間に合いません。

 

↓『こちらの記事は地元の関係業者の声です』私も載っています。

まだまだ、ウッドショックは続きそうです。

落ち着いてから家を計画したいと、言う方もおりますが、数カ月で落ち着くことはまずなさそうです。

価格も恐らく元には戻らないと思います。 久しく値上げをしていない業界です。  このチャンスを逃すはずがありません。

ただ、気を付けなくてはいけないのが、ここまで木材が不足すると計画通りの着工完成が難しくなり

   『多少不具合のある木材でも使うしかない!』

などどいう声も聞かれているようです。

要するにグリーン材(未乾燥材)や2級品(角に丸みのある材)など30年ほど前には使われていた材ですが、今はこのような材を使う事はありませんが、使う企業本当にいるのかな?・・・・ 怖いです。

薄井工務店でも、木材が不足しているには変わりありませんが、普段から栃木県産材を中心に使っておりますので、地元の関係者からは、優先的には納材を戴いています(有難いことです!)

価格は上がってしまい、企業として利益が多少減ってしまう事はありますが、何よりも良質な木材を継続して出して頂けることが何より有難いです。

本物の、良質な栃木県産材を使っていて本当に良かったと感じています。

みなさん、ウッドショックはまだ来年までは続くと思いますが、問題は良質な木材が使えるかです。普段からどのような材料を使っているか見極めましょうね。

 

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