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Date:2020.02.26

雨漏れ

薄井工務店 専務の薄井です。

今年は暖冬でとても過ごしやすい年ですね。

建築現場では職人さんも暖かい環境で作業が出来ますが、季節関係の職種は大変な事もあるようです。

冬はすごしやすくて良いのですが、春の温かい季節になるのは楽しみですが花粉がどの程度増えるのかが心配です。

梅雨時期になってくると今年は雨が多いのか?空梅雨で水不足にならないのか?

夏になると毎年のように最高温度記録更新で恐ろしい暑さです。

栃木県では当たり前の雷も以前の様に雨雲が集まりその後雷がなっていたのが、最近では雨雲の前にいきなり雷がなったり、雨が止んだ後にいきなり雷がなることも多くなりました。

排水が間に合わない程のゲリラ豪雨も多くなりました。

熱い季節が終わると台風シーズンがやってきます。

40年、50年振りの大型台風や河川氾濫の被害も大変多くなってきました。

昨年は床上、床下浸水での被害で修繕工事を依頼される事も多くありました。

建物の築年数や間取りにより雨漏れ等の被害が非常に多く問い合わせ頂きます。

雨漏れしやすい住宅の形状とは?

雨漏れする条件として同じ様な住宅形状がありますので紹介致します。

A邸の写真です。

1階天井に雨漏れ染みがあります。

染みのある上部は2階外壁の角の所です。

B邸の写真です。

ことらも天井雨漏れ染みの上部は2階外壁の角になります。

両方に共通する所ですが、2階外壁の角になりまして雨樋がありエアコン配管もあります。

屋根は瓦で外壁まモルタル下地に吹付仕上げ。

B邸は戸袋があります。

両邸共、普段の雨では雨漏れはありません。

台風等の大雨+強風、風向きによって雨が侵入します。

風が雨を押し上げて建物内部進入すると水道が出来てしまいその後雨が流れやすくなってしまいます。

一般的にはコーキング等で隙間を埋めて様子を見て頂く事が多いのですが、雨漏れ調査の専門業者に依頼して徹底的に雨水侵入口を探す事をお進めします。

但し調査費用は10~20万円程度は必要かと思います。

上記の建物は昭和時代の建物形状ですので近年では戸袋を付ける事も少ないので雨漏れのリスクは少ないと思います。

建物のデザインもシンプルにして1、2階の面積を同じにしたり平屋などにすると良いかもしれませんね。

 

大切なお住まいを長持ちさせるため定期的な点検を

新築物件に関しましては10年間の保証が付いておりますが、雨漏れする建物は10年以上経過しているものが殆どです。

皆様のご自宅でも台風時やゲリラ豪雨の時に壁や天井に雨染みが出来ていないか注意して下さい。

大した染みではなくても壁内や天井裏に染みている場合があります。

そのまま放置しておくと断熱材が水分を吸って断熱性能を発揮しなくなり冬場の結露で更に建物を傷める事になります。

更には白蟻の餌食になることもあります。

大切なお住まいを長持ちさせるために定期的な点検をお進めします。

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