工事の保険金が銀行に取られる？

嘘のような本当の話なんですが、こんなことがありました。
先日、ある方から依頼があり『店舗が悪戯で破損があったので修理して欲しい』　と　『費用は火災保険から出すので保険会社と打合せして下さい』
このような依頼でした。
その後、現場を確認し見積もりを作成、指定の保険会社とも打合せをし保険の対象になる事と金額も確認合意の上、工事を進めることになりました。
通常　工事が完了すれば請求書提出後、工事業者に振り込まれるはずが、一月以上経ってもまだ未納。
どうしたものかと確認したところ、このような驚きの答えが返ってきました。
ある地方銀行からの連絡で『火災保険の質権を持っている××銀行の方へ振り込んで欲しい』と
えっ！　それってどういうことですか？
要するに、依頼者がその銀行からの債務不履行になっていたらしく、銀行は保険会社から質権者である銀行に確認したところ、少しでも回収したく、直接銀行へ振り込むように支持したらしい。
これはまずいと直接その××銀行へ連絡すると
担当の××『はい、そういう事になっております』
私　『それでその後はどうなるんですか？』
担当の××『はい、それで終了です』
私　『終了って私どもへは振り込まれないんですか』
担当の××『それは直接依頼者から集金して下さい』
ムカッ！(-“-)　『それは変でしょう(｀´）』
私　『工事したのはうちだし、保険会社確認のうえで工事したのに権利があるからといって金額だけ取って１円も支払わないというのはどういう事！！』
私　『しかも工事をする前の見積段階で知っていたにも関わらず、そのことを此方に連絡もせず、工事だけさせといて直接　金だけを取るとは保険会社とぐるの詐欺行為じゃないか！！』
××担当の心が無く事務的な話に余計感情が逆なでしてしまい思わず興奮してしまいました。
しかし、何としてもこの××銀行にお金が流れるのだけは阻止しなくては、こんなアホなことがあっちゃならない。
よ～し　こうなったら直す前の現状に戻すぞ＝
これには担当も　『いやっ　それはちょっと』
しかし、いずれ銀行は差し押さえにすれば物件は費用をかけてでも修理して競売に出すはずなのに、その管理物件を修理した業者に１円も払おうとしないとは、本当に根性が曲がってると思いました。
急いで確認したが既に依頼者は自宅にも居らず電話も繋がらない状態になってしまった。
当社担当の保険代理店へ確認すると、こんなケースは滅多にありません、それにしても債務不履行になっているとはいえやり方が酷いですね。
商売してるといろんなことがあるとはいえ、こんなケースは初めてです。
ある意味、勉強になりましたが・・・・・