Staff:片山ほの香
減築リノベーション|二階建てを平屋にするメリットと注意点 7選
こんにちは!
宇都宮で新築、リフォームをしています薄井工務店です!
薄井工務店のリフォーム専用HPも、是非ご覧ください (^^)/
今回のテーマは、、、
《 減築リノベーションとは?二階建てを平屋にするメリットと注意点7選 》
減築リノベーションで二階建てを平屋にする方法を解説
メリットや注意点をわかりやすく紹介します!

目次
■ はじめに:いま「減築」という選択が増えています
家づくりというと、これまでは
「広い方がいい」「部屋数が多いほうがいい」という考え方が主流でした。
しかし近年は、ライフスタイルの変化や価値観の見直しが進むなかで
「家を大きくするより、コンパクトにして暮らしやすくしたい」
「2階を使わなくなったので、平屋のように生活したい」
と考える方が増えています。
そこで注目されているのが、
” 減築(げんちく) ” という家の形を小さく整えるリノベーション です。
この記事では、その理由やメリット、注意点
そして実際に減築が向いているケースまで、
初めての方にも分かりやすく解説していきます。
♦ 減築とは?
「減築(げんちく)」という言葉を聞くと、
” 家を小さくするなんてもったいない ”
” 狭くなって不便になるのでは? ”
そんなイメージを持たれる方も多いかもしれません。
でも実は、減築が選ばれる背景には
いまの暮らし方や価値観の変化が深く関係しています。
昔は、家が広いほど良いと思われていました。
家族が多く、子供が成長し、部屋数も必要で、
” 広さ=暮らしの豊かさ ” だった時代が確かに存在します。
しかし、今は状況が大きく変わりました。
・子どもが独立して部屋が余っている
・2階の掃除や管理が大変
・階段の上り下りがつらくなってきた
・冬の寒さや夏の暑さが気になる
・光熱費が年々高くなっている
こうした声がとても多く聞かれます。
つまり、
「広さ」よりも「使いさすさ」や「快適さ」が大切な時代になった のです。
その結果として、
使っていない部屋を残して管理をし続けるよりも、
” 必要な広さだけを残す ” という考えが生まれ、
減築が注目されるようになりました。
特に増えているのが…
♦ 二階建て → 平屋への減築
これは、今ある二階建ての家の2階部分を思い切ってなくし、
生活の中心を1階に集めて暮らしやすくする方法です。
なぜこの平屋化リノベーションが選ばれるのかというと、
・今の生活に合っている
・体の負担が減る
・管理がラク
・光熱費も抑えられる
・将来の不安が減る
つまり、” 暮らしの快適さが一気に高まる ” からです。
二階をなくすという大きな決断に思えるかもしれませんが、
「暮らしやすさ」を考えるととても合理的で、
実際に生活がラクになったという声がとても多いのです。
また、減築はただ小さくするだけではありません。
・間取りを見直す
・動線を整える
・断熱、耐震の性能を上げる
・古い設備を入れ替える
こうした ” 暮らしの質 ” を総合的に改善する機会でもあります。
二階建てから平屋にするというのは、
家そのもののサイズを変えるだけでなく、
「これからどう暮らしたいか」を選び直して
家にその答えを合わせていくリノベーション
これが、減築が注目されている一番の理由です。
実際に、二階建てから平屋に減築リノベーションした物件の
リノベーション動画を作成しました。
Before → After の変化もわかりやすく映像化されています!
⇧ 文字をタップで施工動画へ!
■ 二階建てを平屋に減築するメリット

” 暮らしのしやすさ ” が大きく変わる理由を解説します
減築の中でも特に人気なのが、
二階建ての家を平屋にするリノベーション です。
「家を小さくする」というより、
” 暮らしの負担を減らして、ちょうどよく整える ” という感覚に近いです。
ここでは、平屋に減築することで実際にどんな良さがあるのか、
お客様がよく実感されるメリットを順番にお伝えしていきます。
♦ メリット ① 生活動線がラクになる
暮らしの中で1階にまとまり、家事が自然とスムーズに
二階建ての家は、毎日必ず階段を使う場面がでてきます。
・洗濯物を2階で干す
・子どもの部屋の掃除に行く
・寝室が2階にある
・収納が2階にあって取りに行く
これらは若い頃には負担ではなくても、
年齢を重ねるとだんだん大変になってきます。
平屋に減築すると、
「暮らしがワンフロアで完結する」という大きな変化が生まれます。
・洗濯 → 干す → しまう
・掃除
・身支度
・料理中の動き
これらがすべて一階で完結することで、
毎日の動作が圧倒的にラクになります。
実際に減築された方が「本当に楽になった」と実感されるのが、
この ” 動線のシンプルさ ” なんです。
♦ メリット ② 階段の心配がなくなる
将来まで見据えた ” 安全な暮らし ” に近づく
階段は家の中で一番事故が起こりやすい場所です。
特に夜間や、体調がすぐれないときには危険度が上がります。
平屋になると階段そのものがなくなるため、
・転倒リスクが減る
・夜間も安全に移動できる
・足腰が弱ってきても安心
・老後の介助がしやすい
というメリットがあります。
今だけでなく、
「これから先の暮らしを守る選択」として
減築を決められる方も多いです。
♦ メリット ③ 建物が軽くなり、耐震性が向上しやすい
” 家そのものが揺れにくくなる ” という大きな安心
家は重いほど揺れやすいという特徴があります。
二階をなくすことで建物が軽くなり、
地震が来たときの揺れが抑えやすくなります。
さらに、
・耐力壁の見直し
・構造補強
・古い柱、梁の差し替え
といった工事を行うことで、
今の新築と同じ基準の耐震性 に強化可能です。
「地震が多い地域だから安心して暮らしたい」
という声に応えられるのが、平屋への減築の大きな価値です。
♦ メリット ④ 断熱性能が改善しやすい
平屋は ” 温度差の少ない家 ” になりやすい
二階建ては、構造上どうしても
1階と2階で温度差が出やすいもの。
冬は1階が寒く、夏は2階が暑い…という悩みを抱える方は多いです。
でも、平屋になると
・断熱ラインがシンプルになる
・階ごとの温度差がなくなる
・空気の流れが自然になる
・エアコンが効きやすい
といった特徴があり、
家の中の温度差が一定に保ちやすくなります。
さらに断熱改修や窓交換もセットで行うと、
光熱費も大きく変わります。
宇都宮のような寒暖差のある地域では、
このメリットは非常に大きいです。
♦ メリット ⑤ 外部の管理がラクになる
メンテナンスコストも軽減
家が大きいほど、
・外壁、屋根の塗装
・屋根の修理
・雨樋の点検
などのメンテナンスが必須になります。
平屋になると外壁面積や屋根の面積が減るため
メンテナンスの手間も費用も軽くなります。
「長く暮らし続けるために、管理しやすい家にしたい」
という方にとって、非常に大きなメリットです。
♦ メリット ⑥ 無駄のない ” ちょうどいい暮らし ” が手に入る
家の広さより ” 使いやすさ ”
減築の本質は、
** いまの暮らしに必要な空間だけを残し、
暮らしやすい家に整えること。**
部屋数(量)ではなく、
暮らしに合う(質)を選ぶという考え方です。
平屋化すると、
・家族の距離感がちょうどよくなる
・片付けやすい
・落ち着いた生活ができる
・コンパクトなのに豊かに暮らせる
という ” 生活の質の向上 ” を感じる方がとても多いです。
♦ メリット ⑦ 古い部分をまとめて直せる機会になる
「どうせやるなら、一緒にやってしまおう」ができる
減築は大きな工事なので、
一緒にこんな工事を行う方が多いです。
・間取り変更
・水まわり設備の交換
・内装リフォーム
・断熱改修
・電気配線の見直し
・造作家具の追加
これにより、
家まるごと ” 今の暮らしにフィットした形 ” になります。
■ 減築の注意点と成功のポイント

” 平屋にしたら暮らしやすくなる ” を叶えるために、必ず知っておきたいこと
二階建てから平屋への減築は、
暮らしがぐっとラクになり、安心感も高まる素敵なリノベーションです。
でも、家の形そのものを変える大きな工事だからこそ、
事前に知っておきべき注意点や、成功させるポイントがあります。
ここでは、お客様が不安に感じやすい部分を解説しつつ、
後悔しないためのポイントをしっかりまとめました。
♦ 注意点 ① 構造の知識がとても重要
減築で一番大切なのは、「どこを残して、どこを減らすか」の判断です。
家は柱、梁、耐力壁などがバランスよく配置されていることで成り立っています。
そのため、間違った部分を撤去してしまうと、
・家がゆがみやすくなる
・耐震性が落ちる
・雨漏れやひび割れのリスクが増える
といった問題につながります。
特に二階建てから平屋にする場合は、
屋根のかかり方や荷重の流れも変わるため、
構造計算や現地調査がとても大切です。
✓ 成功ポイント
・減築の施工経験がある会社を選ぶ
・柱、梁、耐力壁の説明がきちんとできる会社を選ぶ
・どの部分が家の強さを支えているか を明確にしたうえで計画する
構造に詳しく、丁寧に説明してくれる会社は信頼できます。
♦ 注意点 ② 外壁や屋根など外まわりの補修が必要になる
二階部分を丸ごと撤去すると、必ず外まわりの工事が発生します。
・新しい屋根の形に合わせた葺き替え
・外壁の張り直し
・断熱材の入れ替え
特に屋根と外壁は家を守る大切な部分。
ここを丁寧に仕上げることで、雨漏りや劣化を防ぐことができます。
✓ 成功ポイント
・減築後の外観イメージを早めに共有する
・屋根の形状(切妻・片流れなど)をどうするか事前に相談する
仕上りの美しさも耐久性も、大事なポイントです。
♦ 注意点 ③ 間取り変更とセットで考える必要がある
平屋化すると、生活空間がすべて1階に集まります。
そのため、
「どの部屋をどこに配置するか」がとても大切になります。
・寝室はどこにする?
・洗面、トイレが動線的に使いやすい場所?
・収納量は足りる?
・将来車いすになっても動きやすい?
こういった部分をしっかり考えることで、
平屋ならではの暮らしやすさが手に入ります。
また、減築で外壁が変わると、
窓の位置・サイズも見直す必要が出てくるため、
採光・風通しも考えて計画します。
✓ 成功ポイント
・まず「どんな暮らしがしたいか」を家族で話し合う
・優先順位を決めておく(①最優先、②やれたらやりたい)
・収納計画を間取りと同時に考える
暮らし方を軸に考えると、計画がスムーズに進みます。
♦ 注意点 ④ 工事中は仮住まいが必要になる
二階部分を解体するので、
家の上部が大きく開いた状態になります。
安全性や工期の関係で、
・住みながら工事ができない
・ほこりや騒音が強くでる
・水まわりが使えない
といった状況が発生することがあります。
✓ 成功ポイント
・工事時期を季節に合わせて決める
・引越しや仮住まいの期間を事前に想定する
・できる限り日程の余裕をもって計画する
仮住まいが必要かどうかは家の構造によって異なるため、
早めの相談がおすすめです。
♦ 注意点 ⑤ 予算の ” 内訳 ” を理解しておく
減築は、ただ解体して終わりではなく、
外壁・屋根・断熱・内装・設備・電気 など
さまざまな工事が関わります。
そのため、見積金額だけで判断するのではなく、
・どこに費用がかかっているのか
・なぜその工事が必要なのか
・どの部分が選択式で変えられるのか
こうした ” 内訳の理解 ” がとても大切です。
✓ 成功ポイント
・見積の説明を丁寧にしてもらう
・「これはやらなくて大丈夫?」と遠慮なく聞く
・補助金が使える項目を確認する
特に断熱や耐震補強は補助金の対象になることが多いので、
事前チェックが必須です。
♦ 注意点 ⑥ 会社選びが完成の質を左右する
減築は、リフォームの中で難易度が高い工事です。
だからこそ、
・構造に詳しい
・減築の施工経験がある
・丁寧な説明をしてくれる
・現地調査をしっかり行う
・下地、構造部もしっかり見せてくれる
こうした会社を選ぶことがとても大切です。
✓ 成功ポイント
・打ち合わせの段階で不安が解消されるか
・メリットだけでなくリスクも説明してくれるか
・” やめたほうがいい工事 ” を正直に言ってくれるか
信頼できる担当者・職人がいることが、
減築成功の一番のポイントです。
♦ 注意点 ⑦ 完成後の暮らしを想像しながら進める
減築は ” 家をちょうどいいサイズに整える工事 ”
だからこそ、完成後の暮らし方をできるだけ具体的に想像することが大切です。
・家事のしやすさ
・移動のしやすさ
・収納の量
・老後の暮らし方
・家族の将来の生活リズム
こうした視点があるだけで、
平屋の暮らしは想像以上に快適になります。
■ まとめ:減築は ” 暮らしに合わせて家を整える ” という前向きな選択

二階建てから平屋へ
家を小さくするというと、後ろ向きなイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも実際はその逆で、減築を選ぶ方の多くは
・今より暮らしやすくしたい
・生活の負担を減らしたい
・将来も安心して住み続けたい
・使っていない空間を減らして無駄をなくしたい
という、とても前向きな理由で減築を選んでいます。
家は「広いほど良い」という時代から、
” 自分たちの暮らしに合っていること ” が大切な時代へ変わりました。
平屋に減築すると、
生活動線がラクになり、温度差が減り、管理の負担も少なくなるため、
毎日の暮らしが心地よく整っていきます。
「このまま今の家で過ごしたい」
「でも少し不便がある…」
そんな気持ちを解決してくれるのが、減築リノベーションです。
♦ 減築はこんな人に向いています
・2階をほとんど使っていない
・掃除や管理が負担に感じる
・階段の上り下りがつらくなってきた
・光熱費を少しでも抑えたい
・将来を見据えて不安のない家にしたい
・コンパクトで暮らしやすい家に整えたい
もし上のどれかに当てはまるなら、
” 二階建て → 平屋へ の減築” はとても相性のいい選択肢です。
■ 施工例:ビフォーアフター
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Before

After
■ Q&A(よくある質問)
Q1.平屋にすると冬はあたたかくなりますか?
はい、暖かくなるケースが多いです。
平屋は断熱ラインがシンプルになり、
1階と2階の ” 温度差 ” がなくなるため、空調が効きやすくなります。
断熱材や窓の見直しを一緒に行うと、
冬の暖かさ・夏の涼しさがさらに実感しやすくなります。
Q2. 減築と建て替え、どちらがお得ですか?
建物の状態によって変わります。
ただし、
①基礎がしっかりしている
②まだ使える構造が多い
③部分的に再利用できる
といった場合は、減築の方が費用を抑えられる ことが多いです。
「今の家を活かしたい」という方には、減築リノベーションがおすすめです。
その他、よくある質問につきましては
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■ 最後に… リノベーションのご相談はこちら
二階建てから平屋への減築は、家の形だけでなく
” これからの暮らし方そのもの ” を見つめ直す工事です。
「うちでもできるかな?」
「どのくらい費用がかかるかな?」
「まず何から考えればいい?」
どんな小さな疑問でも大歓迎です。
薄井工務店では、
お住まいの状況を丁寧に確認しながら、
お客様の暮らしに合ったプランをご提案しています。
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** 最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
