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Date:2009.02.23
この土地でどれだけの大きさ建てられるの?
土地を探すときに注意しなくてはならないこと。 立地条件や価格はもちろんですが、建築制限のある用途地域に注意しましょう。
特に注意が必要なのが、建蔽率と容積率。
これは用途地域よって大きく変わります。
建蔽率と容積率を簡単に説明しますと、建蔽率とは敷地面積のうち建物として使える割合のことです。
たとえば建蔽率60%と言うと敷地に対して6割まで建物として使っていいという事です。
敷地が50坪だとすると : 50×0.6=30坪まで使えます。
次に容積率とは敷地面積に対して最大限利用できる延床面積のことです。
たとえば容積率200%と言うと敷地に対して2倍まで延床面積として使っていいという事す。
敷地が50坪だとすると : 50×2=100坪まで使えます。
けっこう余裕じゃない。 なんて言うかもしれませんが、これが厳しい地域もあります。
第一種低層住居専用地域です。
ここは建蔽率40% 容積率60% というのが殆どです。
すると先程の計算だと、 敷地が50坪だとすると敷地を使える面積が20坪
延べ床面積の限度が30坪です。
要するに30坪の建物が限度という事です。
それを知らずに買ってしまい後で増築したいといってもできない。 なんてケースもありますので要注意です。
その他にも高さ制限、道路斜線などの規制もあります。
土地を検討される方は一度はプロにご相談をされることをお勧めします。
先日、土地のご相談に来ていただいたKさんはまさしくこの第一種低層住居専用地域に土地をお探しでした。
しかも、建蔽率、容積率のことはあまり理解していませんでした。
ご本人も 『ひぇ~知らなかった。聞いてよかった』 という感じです。
皆さんも注意しましょう。