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Date:2009.01.19

阪神大震災から14年。

阪神大震災から14年が経ちましたね。
今でも鮮明に覚えています、あの悲惨な光景を。
震災から1ヶ月ほど経った頃ですが、一人ワゴン車に布団と自転車を積み神戸に行ってきました。
テレビの映像でことごとく木造住宅が倒壊しているのを見て、正直物凄く不安になったことを覚えてます。
『木造は弱い、弱い』と言われ何とも自分の目で確かめずにはいられなくなりました。
4日間車の中で寝泊りしながら、神戸中を回ってきました。
通行止めで侵入できない所もたくさんあり、自転車で70㌔ほどは回って歩きました。
1ヶ月ほど経ってからですので、ある程度は片付いているものと想像してましたが、実際にはまったく手付かず。
殆どの建築物が被災時の状態です。
活断層付近は木造に限らず、鉄骨造、コンクリート造。 住宅、ビル、関係なく倒壊してました。
こんなにも、もろく崩れるものかと・・・・・
東灘区 ・ 灘区 は古い木造住宅が多く、殆どが重い本瓦の屋根です。
中央区はオフィス街、大型重機で崩れたビルの解体工事をしています。 街中解体の埃で一日走っていると顔が黒くなるほどでした。
喉も目も痛くなる状態でした。
交通網は車か自転車。  オートバイと自転車の数が多かったのを覚えてます。
長田区の大火災跡は、あたかも空襲を受けたかのような光景でした。
6434人の尊い命を亡くした阪神大震災。
その殆どが命を守るための住まいが凶器と化した事が原因です。
経験した人達しか分からないし、家族の気持ちが癒えることも無いかもしれません。
私達にできることは少しでも多く 『地震に強い家』 を造ることです。

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