防音室
自分だけのプライベート空間
住宅における防音工事に慣れているという建築会社は、全国でも多くありません。
薄井工務店は防音体験が出来るスペースを設けており、
趣味部屋〜ピアノ部屋まで様々なご要望に応えてきました。
(参照:「建築資材の総合企業」DAIKEN ホームページ)
家を建てる前に知っておきたい気になる音
本当に気になるのは「家族や自分が立てる音」だった!?
隣人や隣家からの音よりも「自分の家の中で、家族や自分が立てる音」が気になる人が多いことが分かりました。 自社調査では「家の中で、家族や自分が立てる音」が最も気になる音の半分近くを占め、その次に「戸外から聞こえる音」「室内に響く音」という結果になりました。
家の中で、最も音を何とかしたい場所は…?
リフォームするなら、少し余分にコストをかけてでも積極的に生活音を解決したい人が多いことも判明。 具体的な場所は「ドア・引戸・窓の開閉音」が最も多く「掃除機をかける音」「テレビやラジオの音」が続きました。 他にも「子どもが走り回る音」「換気扇の音」「食器洗浄機の音」などが挙げられています。
音の単位Hz(ヘルツ)とdB(デシベル)
- Hz(ヘルツ)とは
- 「音」には“低い音”や“高い音”があります。この音の高さを表す単位がHz(ヘルツ)です。 音は1秒間でおおよそ340m空気を震わせながら進みます。この間に、空気が震えた回数を「周波数」といいます。 この周波数を表す単位がHz(ヘルツ)です。
- dB(デシベル)とは
- 「音」には“小さい音”や“大きい音”があります。この音の大きさを表す単位がdB(デシベル)です。
例)シーンで例えると
- 【40dB】静か。閑静な住宅地
- 【60dB】普通の音量。会話など。
- 【80dB】大きい音。ボーリング場
- 【100dB】うるさい。電車が通るときのガード下など。
防音とは「遮音」「吸音」「制振」「防振」
- 遮音とは
- 音漏れを小さくすること
- 制振とは
- 振動を起こさないようにすること
- 吸音(調音)とは
- 音の反射を小さくすること
- 防振とは
- 振動を他に伝えないようにすること
遮音の性能は計算できる?
「遮音」効果は引き算で計算できます。
いろいろな音のある中で快適に暮らすには、音を「入れない」「出さない」ことが大切です。比較的快適で静かに生活できるのは40dB~50dB程度までですから、それ以上の音が周りにあるとき、あるいはそれ以上の音を発する部屋には、適切な遮音構造で音を遮っておきましょう。
2倍と4倍?遮音と費用のホンネ
遮音性能を2倍にすれば、費用は4倍になります。
放送局のスタジオのように、ほぼ完璧な防音ルームをつくることも不可能ではありませんが、防音は予想以上にお金がかかることも事実。一般に建物の遮音性を5dB(約1.4倍)上げようとすると、その費用は約2倍になるといわれています。したがって、10dB(2倍)の遮音性能を得るには実に4倍もの費用がかかります。どの部屋を、どのレベルの遮音設計にするか、特にハイレベルな遮音をお望みの場合は、慎重にご検討することをおすすめします。
1に遮音、2に吸音、3に音響コントロール
一般に、防音と遮音は同じ意味で使われ、音を通さないことが防音だと考えられています。しかし、実際は異なり、音を通さないことを示す遮音と室内の音の響きをコントロールする吸音を併せて防音といいます。お部屋の遮音性能だけを高めると、部屋中に音がビンビン響いてしまい、長時間滞在すると生理的な苦痛を感じてしまいます。快適な住まいづくりの防音は、遮音だけでなく、室内の音の響きにも配慮した吸音が大切です。特に、専用の防音室をつくる場合は、室内にただ吸音を施すのではなく、用途に合わせて吸音材料を選定する音響コントロールが大切になります。
音の伝わり方空気音と固体音
- 空気音(空気伝搬音)とは
- 空気中を伝わって耳に届く音のこと【例】人の話し声/テレビの音/ピアノの演奏音
- 固体音(固体伝搬音)とは
- 床や壁などの固体を伝わって聞こえてくる音のこと【例】上階からの音/ドラムの演奏者
家の中で感じる音
伝わり方によって音は2種類に分かれます。伝わり方が違うものなので、防ぎ方も異なります。 遮りたい音がどんな音なのか、初めからしっかり見極めておくことが重要です。
主な3つの防音工事プラン
一般構造の遮音性能の目安:約20dB遮音性能が10dB上がるごとに、音漏れは半減します。
簡易防音室(一般生活音用)
家族間での防音
- 遮音性能30dB/500Hz
- サウンドマルチルーム
推奨用途
- テレワーク
- 60dB
- ゲーミングルーム
- 70dB
- 書斎
- 60dB
(日常会話の声は60dB)
本格防音室(楽器・オーディオ・シアター用)
家族間と近隣住戸に対しての防音
- 遮音性能40dB/500Hz
- スタンダード防音★★
推奨用途
- ピアノ(アマチュア)
- 90dB
- フルート
- 95dB
- アコースティック
- 95dB
- オーディオ・シアター
- 90dB
- ホームカラオケ
- 90dB
- ヴァイオリン
- 95dB
- 遮音性能50dB/500Hz
- プレミアム防音★★★
推奨用途
- ピアノ(プロ)
- 100dB
- 管楽器
- 105dB
- ピッコロ
- 105dB
- エレキギター
- 105dB
- 声楽
- 105dB
防音工事は100万〜と、安い工事ではございません。 音楽などを気にせず楽しむには、どうしてもご予算は掛かります。
ただ生活で少し気にしているところなどあれば、ちょっとした遮音の方法もあり、予算を掛けず良い方法もご提案出来ます。