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Date:2019.08.27
栃木県初の大型パネル工法
こんにちは!
宇都宮で新築・リフォーム・ガーデンを設計施工してます薄井工務店代表の薄井です。
暑い夏も少し和らいできましたね。まだ、30度はありますから暑いと言えば暑いのですが、もう35度以上の酷暑からすると少しは涼しく感じますね。
本当に夏場の職人さんは大変です ι(´Д`υ)アツィー
今年はうちの大工さん方にも空調服を支給しました。少しは体も楽になるようです。
体調を崩しては大変ですからね。
さてさて、それにしても我々建築業というのは多種多様な業種、職人さんが携わらないと一軒の家は完成しないのですよね。
特に木造住宅(木造軸組工法)ともなると、大工さんの役割は大きく建て方から最終の造作迄、工程の8割程度は現場で施工しています。
その為、一軒の家が始まると次の現場までには3カ月はかかってしまうのです。
そんな住宅業界ですが、実は困った事に将来の住宅着工戸数は2030年には現在から約40%は減ると予測されていますが、大工さんの減少はそれ以上に進んでいて将来は職人さん不足は避けられない状況にあるようです。
このままでは『本物の木造住宅に住みたくても』多くを供給することが困難となってしまいます。
そんな中! 我が住宅業界に朗報あり!
木造大型パネル工法
大手の三菱商事建材さんの開発で『木造での大型パネル工法』の取り組みが出来るようになりました。
パネルと言うと通常は仕様材料に制約があり、自分たちの仕様が使えない事が殆どですが、この大型パネルは全てこちらの指定材料で組立て可能で、仕様は全く変わらずに精度が増し工期が短縮になるという画期的な工法です。
それがこちら!
サッシや通気シート迄施工してあるパネルです。
これ、ツーバイフォーではありませんよ。
ちゃんとした木造軸組み工法です『無垢材です』
室内はこちら⇒
午前10時にはここまで組みあがります。
2階を組み立ててる状況です。
大型のパネルで組んでることもあり、ふらつきもなくしっかりしてます。
これでお昼前の状況です。
2階の梁も組み立てて、今は屋根パネルを設置しているところです。
ここで午後2時頃
はい!午後の4時には屋根の防水も終わり!
これで雨が降っても安心です。
一日の建て方が完了!
サッシが付き屋根は防水まで完了。外回りの壁下地、防水紙も終わってます。
これで大工さんは本当に技術力が発揮できる中の造作工事に専念できます。
パネルは薄井工務店の施工手引きに基づいて精密に施工されています。
精度はとても高く出来ていました。
現場での廃材は少なくなり、ご近隣に施工中でのご迷惑も少なくなります。
更に、現場事故のリスクも少なくなり、何と言ってもこれからの職人さん不足には本当に助かります。
技術力のなる熟練した職人さんは内部の造作に力を発揮しやすくなります。
もちろんこれ 『栃木県内ではお初です』
今後、数棟はいろんな間取りのパターンを取り組んで。
来春頃からは標準的な取り組みに入る計画にしております。
薄井工務店はこれからも、益々技術力を高めて行きます。