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Date:2017.10.06
家の性能ってどう分かるの?-耐震性への家づくり
秋の夕日を見るとモンブランが食べたくなる山縣です。
家づくりの際にお客様から聞かれる事の上位に「地震とかどうなんですか??」いう事を聞かれます。
建物崩壊を招く大地震の恐怖
東日本大震災や熊本地震など、日本に住んでいると「地震」は身近なことですよね。
20余年前の阪神淡路大震災は未曾有の大災害でしたが、亡くなられた方の半数は15分以内に亡くなられたそうです。
さらに、15分以内に亡くなった方の90%は圧死・窒息で、建物の1階で寝ていたら1階が地震で崩れて下敷きになってしまった。
この地震が夜中に起きたことを思い出します。
(写真 神戸新聞より)
想定外の力で襲ってくる地震とそれに耐えられる家づくり
熊本地震は阪神淡路大震災の教訓をもとに作られた住宅を襲いました。
それでも地震は住宅業界の想定を超える力で襲ってきました。
最大震度の7を2回。震度6以上に数えると7回あったそうです。
大震災の教訓もむなしく、真新しい住宅も潰れているものがありました。
(写真 日経アーキテクチュアより)
家づくりにおいてどの程度の耐震性能が求められるのか
テレビ画面でその光景を見た方、私も当時は相当な衝撃が走りました。
そうなると、どのくらいの性能があれば熊本地震レベルに耐えられるのかって知りたくなりますよね!?
地震に対する性能は、いわゆる耐震等級という指標で耐震性が分かりやすく表されていますがざっくり言うと、耐震等級3あれば熊本地震レベルでも耐える事ができるとの調査結果が出たようです。
つまり、長期優良住宅の基準である等級2では場合によっては倒壊する可能性があるという事です。
場合によるとはどういう意味か分かりませんよね??
5つの要因をチェック
住宅の耐震性能に影響を与える5つの要因がそれぞれしっかり満たされているか。
・横揺れに対抗する耐力壁の量はどれくらいあるか
・ねじれに対抗する水平床の量は十分か
・耐力壁がバランスよく配置され、1階・2階の壁同士が直下に来るようになっているか
・揺れた時に柱が引っ張られる力に対抗できる力があるか
・それらの力を受けても変形しないよう基礎コンクリートの強度は十分か
薄井工務店ではこれらの項目を構造の専門チームと計画のチェックしております。
計画通りに施工が行われているかは当社の検査担当者と第三者検査機関がチェックを行います。
現場監査記録書という形で写真や検査担当者の名前入りで保存しております。
もっと具体的に相談したい事などありましたらお気軽にお話し下さい!
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