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Date:2017.05.28
リノベーションのお話し
こんにちは、新築・リフォーム・ガーデン工事をしております。
宇都宮の薄井工務店 代表の薄井です。
事務所にツバメの雛が4匹生まれたのですが、1週ほど経ったころカラスに全部食われてしましました!!
全くカラスめ~。池の金魚も食っちゃうし!プンプン!
…と、まあこの話ではないのですが・・・・(*_*;
さて、今日はリノベーションについてお話しします。
リノベーション
最近よく聞くこのリノベーションとはリフォームを全面的に大規模改修したものを呼んでいますが、われわれ業界でも10年前はあまり聞かない言葉でした。
日本では、どうしてもリフォームするより建て替えをした方が早い!と建物を修繕しながら永く持たせるという考えが定着しませんでした。それもそのはず!
日本の住宅の資産価値は一般的に築20年もするとゼロになってしまいます。
しかし、長期優良住宅などの性能の優れた建物をしっかりと維持管理していけば25年経っても新築時の35%は価値を持つことができます。
住宅を建てるには目先の予算ばかりにとらわれず、しっかりと先を見据えた性能の良い家を建てることが必要なんですね。
結果それが資産価値を高めることになるのですが、日本ではまだまだ中古住宅の流通が少なく資産価値を高める為に。しっかりとしたリフォームをするという風習がまだまだ少ないのですね。
中古住宅流通
その裏図けとして、先進国の中古住宅流通を見ると
■日本 13% ← 少ない・・・・
■アメリカ 78%
■イギリス 89%
と、こんなにも意識の差があります。
しかし、それでも最近リノベーションのご相談が確実に増えています。
昨日も今日もご相談で現地調査に伺いました。
以前は1000万以上かかるようであれば建て替えしようと皆さん割り切っていたのですが、最近は2000万くらいは掛けてもいい家になるのであればとご相談されます。
それでもやっぱり…!
でも、そこまでかけて家が持たなかったらどうしよう・・・・・と心配される方もいるのですが。
ハッキリ言います!家は持ちます!
適切な診断をして適切な施工をすれば100年でも200年でも持ちます。
永く持たないのは、持たせるような施工や手入れをしないからです。
適切な時期に適切なお手入れをし続ければ必ず持ちます。
いまや日本では空家率が14%近くにまで上がっています。
ちなみに栃木県は16.3%とはあるようです。
この率は今後まだまだ増えると予測をしていますが、中古住宅の流通が高いイギリスでは空家率も2.6%と低いのですよね。
こんなに家が余っているのに更に建ててどうすんの??
工務店がいうのも変ですが・・・(笑)
活かせるものは活かす
本当に、資産を高める為の必要な工事のみを行えばいいと思います。
見かけだけの器具交換や内装の貼替では根本的に家を長持ちさせることはできません。
必要ないことにお金を出さない方がいいです。活かせるものは活かす!
資源を大切にしましょうね!
それでも、それでも!どうしても建替えしたい場合はご相談下さい (笑)