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Date:2009.01.17
琉球大学でのシロアリ生態研究。
琉球大学でシロアリの生態研究をしている金城教授とお会いしてきました。
日本には家屋に被害を及ぼすシロアリは4種類が生息しています。
ヤマトシロアリ ・ イエシロアリ ・ アメリカカンザイシロアリ ・ ダイコクシロアリ
沖縄にはその全てが生息しています。
・ダイコクシロアリは沖縄のみに生息しています。(家具などに入り込み他県に移動する事もあるようです)
・アメリカカンザイシロアリは文字のごとく輸入材などから侵入してきた外来種で関東でも東京、千葉、埼玉では被害が確認されたようです。
・イエシロアリで主に太平洋側の広い範囲に生息しています。西日本に多く寒冷地ではまだ生息できないので、現在は神奈川以北ではまだ被害の確認はされていないようです。
・ヤマトシロアリは日本のほぼ全域に生息してします。 もちろん栃木県にも沢山います。
さて、最もたちが悪いシロアリはなんでしょうか?
答えは、イエシロアリです。 4種類の中でも一番体も大きく住宅に多大な被害をもたらしています。
シロアリは餌(木材)と水分とある程度の温度がないと生息できないのですが、イエシロアリは自分で水分を運んでこられるので家の中でも広範囲に被害をもたらします。
沖縄では小屋裏がシロアリに食われた。 何てこともあるようです。
栃木県に生息するヤマトシロアリは被害の範囲も土台と1階の柱程度で済みますが、イエシロアリに狙われたら大変ですね。
現在、温暖化が進んでいますから、将来は栃木県にもイエシロアリが生息する可能性は十分になりますよね。
さて、それではそのシロアリお見せいたします。
私の手に持っているのはイエシロアリです。
アップでお見せするのはまたあとで。