限られた土地をフル活用!光あふれるパティオのある暖房効率抜群の家

今回のお宅探訪でうかがったのは、結婚3年目のご夫妻のお宅です。今年1月に引っ越したばかりというお家は、玄関に入った瞬間、みずみずしい杉の香りに包まれます。約50坪の土地に建ぺい率いっぱいに建てられたお家は、お隣と密接しているにもかかわらず、プライバシーをしっかり守りながら光あふれる明るいお宅でした。

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玄関の壁は大谷石があしらわれています。他県から嫁いだ奥様が、栃木県の「蔵」に使われている石素材「大谷石」に驚き、惹かれて採用したとのこと。正面の白い壁と、薄井工務店のスタンダードとして使用されている杉材の天井に、独特な味のある大谷石がしっくりとマッチしています。自然なカーブがユニークな細い飾り棚は造作家具です。ここにも奥様のセンスが光ります。

大谷石の壁と天井の板貼りが玄関回りをより引き立たせます

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1階の洋室には、薄いマットタイプの畳を敷き詰めています。だから一見和風のお部屋でも、あっという間に洋室に変身。お掃除もらくらくです。ドアや天井がとても高いので、開放感にあふれています。

置き畳なので、使い方いろいろ

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階段は薄井工務店さんの提案でスケルトン階段を採用しました。階段のステップの隙間から、パティオに面した大きな窓から光が差し込み、1階を明るく照らしています。階段が半分を占めている廊下も、窓と吹き抜け天井の高さがあるため狭さを感じることはありません。開放的なこの空間が、1階をより広く感じさせてくれます。

吹抜けのステップ階段と大きな窓

バスルームは、お風呂場と洗面台が互い違いに設置されています。そのため、キッチンにひらけた脱衣場には収納スペースがたっぷり。パティオ側にドアがある洗面台の裏側はダイニングスペースに向かった壁収納になっています。限られたスペースをまったく無駄にしない見事な空間使いが、生活動線もスムーズにしています。

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奥様の「お庭でバーベキューがしたい!」というたっての願いで造られたパティオ(中庭)は、和室部分がちょうどよい目隠しになっているので、外からはほとんど見えません。でもお隣のお宅との間に空間がひらけたことで光がさんさんと差し込み、洗濯物も軒下に干せるように工夫されています。いずれお子さんが生まれたら、リビングで見守りながらプール遊びもできる、しっかりとしたタイル張りのデッキです。

中庭空間で、プライベートも充実

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まだまだ新婚さんのお二人は、とても仲良し。ご主人のお気に入り空間はパティオで、奥様のお気に入り空間はリビングだそうです。リビングのベンチやテレビ台も造作家具で、ベンチは大容量収納にもなっています。壁の白、家具と梁の深い木の色、飾り壁のモスグリーンが絶妙なコントラストで、落ち着きの空間を演出しています。

温かみのある造作家具で囲まれたリビング

リビングの天井や吹き抜けの位置の工夫、そして自然の木の持つ力で、エアコン1台で充分に家中が温まる点も自慢です。光熱費の安さに驚きだとか。「今は家事動線、将来的には子育て動線にこだわりましたが、満足です」と、ご主人とうなずき合う奥様の笑顔が印象的でした。

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「実は薄井工務店のスタッフと古い友人だった」というご主人。家を建てる際は他の工務店も見学しましたが、もっともワクワクして楽しいプレゼンをしてくれたのが、友人のスタッフだったそうです。他の工務店では「光が入らない家になる」と言われたのに、想像をはるかに超える明るい家になったことにも驚いたそうです。

会話も弾む、笑顔いっぱいのご夫婦

二階は現在、夫婦の寝室とトイレ、そして広々としたホールしかありません。しかしホールにはすでに照明や電源が2部屋分設置されており、子どもが2人できた場合も子ども部屋を2間仕切れるように工夫されています。子ども部屋になるスペースは屋根の勾配をそのまま活かした吹き上げ天井なので、まるで天井裏の秘密基地のような雰囲気が楽しめます。

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二階の吹き抜け部分にも大きな窓が切られています。寝室と吹き抜けの間の壁には、屋内窓が開けられているので、ここからも寝室に光が入り込みます。吹き抜けの天井にも洗濯物干しが設置されているので、さんさんと入り込む陽光と一階から循環する空気で、部屋干しでも洗濯物がよく乾きます。

将来は、2部屋に、今は、広々空間で、活用します

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