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Date:2019.02.01

73年間の大工道具

こんにちは、宇都宮で新築・リフォームを取り組んでいます。薄井工務店代表の薄井です。

今年もはや1ヶ月が過ぎました。
あっという間ですね。計画なしに過ごしていると1年何で何も出来ずに過ぎてしまいますので、
僕も毎年、自分のテーマを一文字にし意識しながら過ごすようにしています。

因みに去年は『単』でした。
単純の単で、シンプルに物事を考え、物も少なくしていこうとの考えでした。
会社も個人的にもシンプルに出来まして、昨年は90点の評価です!

さて、今年はと言いますと、自分のテーマは 『活』です。
物事をシンプルにしたら、それを最大限、活用していこうとの考えです。
早速、1月も取り組んでいます。

荷物の整理をしていたら出てきた日本古来の大工道具

現在、薄井工務店では、本社(下砥上町)に事務所と体験館・ガーデン・リビングショールームがあり、もくもく館(砥上町)に木の展示館と造作家具の加工場、倉庫があります。

それ以前に、鹿沼市の南上野町というところに、倉庫加工場があるのですが、実は今年の3月からパートナー企業様にそこをお貸しすることになり、年初から全体的に荷物の整理をしていたところです。

お恥ずかしながら、長年の不要な在庫も沢山あり、処分するものは処分し、活かせるものは活かしと振り分けていたのですが。

現在、使うことはあまりなくなったのですが、処分するには勿体ない!というものも沢山出てきました。

それは、73年間の間では絶対的に必要であった、大工道具です。

見たことある方もいると思いますが、事務所の入り口のガラスケース内には昔の古い大工道具が一部展示してあります。

会社中の鉋や鋸、鑿を寄せ集めたら、こんな数になってしまいました!!!
 

 
金物屋さんを開けそうな数です。

昔は電動工具も少なった時代。ほとんどが鉋や鑿を使って加工していました。

創業者や2代目の道具が大半だとおもいますが、その頃に携わった大工さん方の道具も少しはあると思います。

時代が変わり、現在では工場の加工品が殆ど。

手道具を使う機会は大幅に減りました。日本古来の伝統技術を大切にしていきたいですよね。

それでも、薄井工務店ではまだまだ無垢の素材を加工することも多いので、うちの大工さん方は木の取り扱いにはとても慣れていますが、決まった分譲やメーカーさんの規格品では、大工さんの腕を発揮する場所は殆どないと思います。

聞いたところによると、業者名簿に大工は無く、『組立て作業員』となっているメーカーさんもあるようですから。

ちょっと、淋しい・・・・

薄井工務店ではこれらの大切な道具を活かしながら、現場活用、または展示をしていきたいと思います。

皆さん、展示されたら見に来てください。
その時はまたご案内いたします。
 

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