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Date:2010.05.17

住宅ローンどれがお得?

最近の住宅ローンは金利優遇やらで随分と安くなりましたよね。
とはいえ、金額が金額ですから0.1%違うだけでも総額で考えると結構違いますけどね。
さて、最近注目されてるのがフラット35S20、35年間金利統一ながら今年は更に10年間は1%金利優遇、11年目~20年までは0.3%優遇、しかも保証料なし、繰上げ返済手数料なし、取り扱い金融機関により違いはあるが、安いところでは2.5%程度ということは当初の10年間は1.5%の扱い。
と、ここまで聞くと『これはすごい!』
と思うでしょう。
でも、よ~く検討してみないとまだ分かりませんよ。
フラット35S20というのは、断熱等級・耐震等級・バリアフリー等級のいずれかをある水準まで上げないと利用できませんから、もともとこの性能の低い建物は水準に引き上げるのにまず費用がかかります。
(薄井工務店ではバリアフリー等級以外は標準でクリアしますが)
更に取り扱う為の申請費用やらが別途かかります。
さて、次に一般の銀行ローンではどうか?
地銀のA銀行で比較してみましょうか。
金利はお客さんのお付合い程度によっても変わりますが、仮にポイントが結構使えるとして、10年固定で考えると、約1.8%くらいでしょうか。
10年以降は金利見直しですから、このとき低ければいいが高いとどうなるか?
フラット35S20では10年間は1.5%、11年から20年は2.2%とやっぱりこっちのが得かな?
いやいやまだ分かりません??
次に保証料、A銀行は仮に3000万借りて35年返済にすればその保証料は100万以上はかかると思います。
(申請者の属性によっても変わりますが)
しかも、繰上げ返済手数料もかかります。
やっぱり フラットのが得????
さて、ところが最後に大きな違いがあるのが、団体信用生命保険、
A銀行では『8大疾病保証付き』これが最初から差額無しで入ってます。
ところがフラットの場合は別契約です。
仮に3000万を35年借りた場合。
疾病保証なしタイプでも35年分で約150万。
3大疾病付きだと35年分で約300万が別途かかります。
年払いなので一気にこの費用がかかるわけではないのですが、トータルでは結構な費用ですよね。
大どんでん返し!
さ~て、最終的にどっちがお得なんでしょう????

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