CASBEE(キャスビー）認定講習

先日、CASBEE-すまい・の認定講習に行ってきました。
CASBEE-すまい・とは戸建て住宅の総合的な環境性能を住宅自体の環境性能と、住宅が外部に与える環境負荷の２つに分けて評価しその住宅が『良好な地域環境形成』に役立っているかランク付けをします。
以前より他の建築群では評価システムがありましたが今回“すまい”のCASBEEが開発されました。
要するに建物そのものの住環境だけではなく、総合的にその建物がどのように環境に影響を与えるかを評価します。
《評価内容は以下の通り》
・夏の暑さ、冬の寒さを防ぐ
・化学汚染物質の対策
・適切な換気計画
・犯罪に備える
・昼光の利用
・静かさ
・躯体、外壁材、屋根材
・自然災害に備える
・火災に備える
・維持管理のしやすさ
・維持管理の体制
・広さと間取り
・バリアフリー対策
・街並み景観の配慮
・敷地内の緑化
・生物の生息環境の確保
・地域の安全、安心
・地域の資源活用と住文化の継承
・建物の熱負荷抑制
・自然エネルギー利用
・暖冷房設備
・給湯設備
・照明、家電、厨房機器
・換気設備
・エネルギー利用効率化設備
・節水型設備
・雨水の利用
・住まい方提示
・エネルギーの管理と制御
・構造躯体、地盤補強、基礎
・内外装材
・外構材
・生産段階
・施工段階
・使用材料の情報提供
・地球温暖化への配慮
・地域インフラの負荷抑制
・既存の自然環境の保全
・騒音、振動、排気、排熱の低減
・周辺温熱環境の改善
などなど　このような項目に対し、評価しレベルを付けていきます。
ただ断熱性が高い、省エネルギー住宅というだけでは評価は低くなります。
生産段階から解体されるまでの一生をエネルギーとして考えます。
２５％CO2削減を実現する為には我々も相当の覚悟が必要ですね。
来年７月にあるCASBEE評価員登録の試験に向けて頑張っていきます。